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2020年1月21日

中小企業のヒト・モノ・カネの悩みを解決するコンサルタント 金村秀一さん

金村さんアイキャッチ

小さな会社の経営、「守り」と「攻め」の両方を強力にサポートし、関わる全ての人を幸せにする

現在「成功し続ける社長のための経営塾100年塾」主宰し、「関わる全ての人を幸せにする」経営を実践している株式会社ウィルウェイ代表取締役の金村秀一さん。大学生の時に起業して25年が経過したのですが、それは思わぬ形でのスタートでした。お話を伺いました。

 

学生時代から「戦略家」

小・中学生の頃サッカーやっていて、小学4年生くらいからキャプテンをやっていました。高校時代はアメフトに明け暮れました。カッコ良いなあと思っていたのです。ちょうどたまたま入学した高校にアメフト部があって、入部を決意しました。

なぜアメフトだったかというと、戦略とか立てるのが好きだったのですよ。もともと勝つことを常に考えていたのです。ゲームでもハイスコアを狙うとか……。

ちなみに父も中小企業の経営者で、いろいろな事業をしておりました。自分も大学に入ると一般的なことはしないで、いつかは起業したいと考えていたのです。

最初の起業は「父からの誕生日プレゼント」

私21歳でサラリーマンになる前に、もう少し言うと大学生の時に起業しているのです。誕生日に父が勝手に会社を作ってプレゼントしたのです。こんな親はいないと思いますが・・・登記簿謄本と代表印だけ「はい!」って渡されたのです。

そうして御徒町で北海道物産展をやっていました。活きたカニを仕入れて茹でて売る、そのようなことを行なっていたのです。しかし半年やってもうまくいきませんでした。ウィスキーを毎晩ロックで飲まないと眠れない、そのような時期が続いたのです。

母が見るに見かねて止めたのですが、これは貴重な経験になりました。

サラリーマンを得て、再スタート

実は大学出たらアメリカに行きたかったのです。しかし父に遮られ、父のコネでパチンコ業界の最大手の企業の就職したのです。父はパチンコ屋を経営し、私を含めた兄妹5人駆り出されていました。就職した会社ではホールで働き、合間に父の会社の部長として活動していたのです。

そして3年後に自分の会社を再スタートすることにしました。資本がないのでWEB製作から始めたのです。そして顧客管理システムをOEMで作って販売したりしていました。

私自身元々パソコンが嫌いではありません。頭の中は「Excelマン」で完全な左脳型です。

2回の経営危機を経て

25年経営してきて、潰れそうになったことは2度あります。1度目は財務的な問題、2度目は人の問題です。ただ財務はV字回復し、解決してしまえば心残りはないものですが、人については重たかったですね。

当時ラーメン屋2店舗、焼き鳥屋2店舗の計4店舗やっていました。その中であるラーメン屋において、場所は良かったのですが、過去1年間で単月黒字に1度もならなかったのです。よって「閉めようか・・・」と思っていた時に、知り合いからが「売って欲しい」と言われたのです。

飲食というものは、開業資金に3,000万円かかりますが、売却するとしても500万円くらいにしかなりません。にも関わらず数千万円で買いたい、と言ってくれたのです。よってこの店舗を売ってもっと自社にあった場所に出せばいいと思い、すぐ売却を決意したのです。

翌週の会議でその報告をしたら、翌日幹部社員が4名辞めると……。今思うと、この場所は彼らにとって思い入れのある大切な場所だったのですね。それを私が奪ったわけですから……。

また私としては、社員のためにもう少し利益が出るところで出したかった。しかし社員との関係性ができていなかったため、そうは捉えなかったのです。経営者は会社や社員が悪くなるようなことをするわけありません。悪くなるようなことをして一番困るのは社長ですから……。しかしコミュニケーションが取れていないと受け取り方が変わってくるものです。

経営塾の立ち上げ

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このような人の問題に直面した後、人材派遣業を立ち上げました。そして3年で5.5億円まで業績を拡大したのです。ただしリーマンショックで1.6億円まで下がり、他の世相により締め付けも厳しくなってきました。

よって今のメイン事業である経営塾を立ち上げます。2012年のことです。「自分と同じ思いをして欲しくない」という気持ちが、今も私の心を動かしています。2020年に9年目を迎え、全国で42社、北海道から福岡までの塾生のサポートを行なっております。業種は本当に様々です。

一昨年から塾生になった土木関連の会社があります。塾の合宿が終わり、一度その会社の部長会議に参加したのですが、なんとも言えない雰囲気に包まれました。それもそのはずで、社長は2代目、幹部はみんな年上で、先代についてきたメンバーだったのです。社長が気を遣っている状態でした。

その光景を観察していた私は、キーマンを見つけ、距離を縮める努力をしたのです。いわば「超接近戦」ですね。喫煙所で「○○さん、休日何やっているのですか?」とかプライベートでの趣味などを伺ったりして、信頼関係を築く努力をしたのです。そしてプロジェクトを行なう際にも、社長と同時にキーマンに声をかけ、意見を聞いたりしてきました。

人は理屈では動きません。感情や信頼で動くのです。最初は重たいし大変ですが、関係性が築ければいいわけです。

夢実現のための協会の設立

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そうそう、2020年より新規事業を立ち上げるのですよ。3KMと言って「3つのK、つまり個人、家族、会社を満足させる」という取り組みを聞いたことがあって、その考えに共感して3年前より自社の手帳にその内容を記載していたのです。昨年その話をしたら、過去最高に問い合わせがあったのです。

会社や社長だけでなく、社員個人そして子どもにも夢を追える事業を立ち上げようと思い、一般社団法人ドリームマネージャー協会を設立したのです。

人間「2度死ぬ」

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「100年塾」と名付けた理由には、2つあります。1つは表の意味で、「100年続く企業体質を創る」というものです。これは外部に打ち出しているものです。

そして2つ目が裏の意味になります。それは「人間『2度死ぬ』」という言葉から来ています。身体がなくなった時、つまり「本来の死」が1度目の死です。そしてその後人の記憶からなくなった時が2度目になります。

それを考えると、例えば松下幸之助や本田宗一郎は、まだ死んでいないのです。そしてパナソニックやホンダは会社が存続している以上、「2度目の死」は来ないのです。

塾生に伝えていることとして、「会社の経営計画書に、必ず会社の歴史を入れなさい」というものがあります。会社が潰れない限り、社長の「2度目の死」は来ないのですし、会社の価値を高めることになります。

健康な身体で、常に100%のパフォーマンスを!

私は健康管理において、社長の中でもかなり気を遣う方だと思います。365日起床と就寝時間はほぼ同じで、朝5時に起き、22時にはベッドにいます。また月に100km走ります。

ここ数年で感じたことがあります。年をとると能力は上がりません。だからこそ100%を出せていることが大事だということです。よってマッサージや整体に月に2回2万円以上使います。これは投資だと思っています。これで高いという人は、「あなたはいくらの仕事をしているのですか?」と聞きたいくらいです。

また食事にも気を遣い始めました。朝はニンジン、リンゴ、レモンのジュースを自分で絞って飲みます。また白湯は常に水筒で持ち歩いています。おかげで本当に疲れなくなりました。

また私は年間70日くらい出張なのですが、移動はグリーン車にしました。ホテルもワンランク上にしたのです。そうすると身体の疲労が違うのです。

健康な身体こそコストをかけて手に入れるべきです。痛みのない、悩みのない身体がどんなに幸せか、おかげで今事業に100%全力でできています。私は今幸せです。

金村 秀一(Hidekazu Kanemura)

金村秀一_1

ウィルウェイグループ代表取締役社長

一般社団法人ドリームマネージャー協会代表理事

成功し続ける社長のための経営塾『100年塾』塾長

1973年東京生まれ。東京国際大学卒。1995年弱冠21歳の時に創業。企業のWEB制作や顧客管理、マーケティングサポート、飲食業界、人材派遣業界など会社の成長ステージに合わせて事業を展開し、労働生産性は中小企業の3倍と高い生産性を実現。これまで四半世紀の経営経験から得たノウハウと、右肩上がりの高収益企業を創造する経営計画書による経営の仕組みを、社員30人未満の小さな会社の社長を対象とした経営塾『100年塾』で2012年から主宰。著書は累計3万部を超える。

著書

赤字社員だらけでも営業利益20%をたたき出した社長の経営ノート
赤字社員だらけでも営業利益20%をたたき出した社長の経営ノート
(中経出版)

 

部下には「あいさつ」だけ教えなさい
部下には「あいさつ」だけ教えなさい
(廣済堂出版)

 

成功し続ける人になる仕事の極意
成功し続ける人になる仕事の極意
(宝島社)

 

社員29人以下の会社を強くする50の習慣
社員29人以下の会社を強くする50の習慣
(アスカビジネス)

 

右肩上がりの会社が必ずやっている現場ルール
右肩上がりの会社が必ずやっている現場ルール
(自由国民社)

株式会社ウィルウェイ

東京都台東区上野7-8-20 晴花ビル8F

事業内容
・成功し続ける社長の為の経営塾『100年塾』の運営
・コンサルタントサポート事業
・アウトソーシング事業

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